国土交通省によると、マンションは12年に一度大規模修繕といて「外壁塗装」を行うように提唱されています。外壁塗装はマンション外観の美観を向上させ、新規の入居率や入居者の満足度につながるとても大切なメンテナンスの一つです。
美観の向上以外にも「建材の保護」の効果もあります。劣化した塗装をそのまま放置すると外壁が腐食するなどの影響を及ぼします。最近の塗料は10〜15年持つと言われていますが、紫外線がよく当たる場所では早く劣化したりもします。外壁に以下のような症状が現れたら外壁塗装を検討しましょう。
外壁を触ると「チョーキング」と呼ばれる白い粉状のものが手に付着する場合があります。また、塗料の色褪せや塗膜が剥離している場合は、塗装の劣化が始まってきているので再塗装をすることをおすすめします。
塗料が劣化すると建物内部に水分が入り込みます。雨漏りのシミができている場合は壁内部の断熱材や柱が腐食している可能性が高いです。また、鉄筋コンクリート住宅の場合は、建物内部の鉄筋が侵入した水分によって腐食し、鉄筋が膨張します。その結果コンクリートが剥離します。これらの症状が現れた場合は外壁の劣化が進んできている証拠なので、早急に外壁塗装及びメンテナンスを行う必要があります。コンクリートの剥離が天井に現れると、居住者の頭上に落下し怪我をしてしまう可能性もあります。
他にも外壁・コーキングのひび割れやカビが生えているなどの症状がでてきた場合も外壁塗装・メンテナンスを検討しましょう